イヤイヤ~!だだをこねる子供の対処法

2歳から訪れるイヤイヤ期の対処法とコツ

それまで素直であったはずの子供が、急に言うことを聞かなくなってくるのが2~3歳の時期です。

2歳の時期は「テリブル・ツー」と言われることもあり、いわゆる「イヤイヤ期」と呼ばれます。
親にしてみれば、新生児の頃から自分の寝食を削って必死にお世話をしてきた我が子なのに、ある日突然に「ママ嫌い!パパ嫌い!」といったことを言い出すわけなので、初めて経験した時にはかなりのショックを受けてしまうでしょう。

ただ、子供のイヤイヤについて知っておいてもらいたいのが、この親への反抗は重要な精神的成長の過程であるということです。
一見意味もなくわがままでイヤイヤ言っているかのようですが、よくその様子を見てみるとその背後には「自分の考えを伝えることができないもどかしさ」があることがわかります。

2才児くらいに現れるイヤイヤへの対応方法としては、子供の自主性を尊重しつつ親がサポート役に回るということです。
例えば「着替えて」という指示に対して「イヤ!」というときは、着替えをその場に置いて少しその場を離れてみましょう。

急いで着替えさせなければいけない事情がある場合には、全部を大人がしてあげるのではなく「ここに手を入れて」といったように具体的な指示をしてあげるようにしてください。
いずれにしろ、このイヤイヤ期というのは一時的なものなので、あまり本気にならず気長に付き合ってあげるようにしてほしいところです。

どうしてもダメなことに対しては毅然とした態度で

子供のイヤイヤに対して、できるだけ受け入れるようにするのがよい対処法とされていますが、逆にあまり寛容になりすぎるとよくないケースもあります。
例えば危険なものを扱おうとしている場合や、公共の場で迷惑になる行動をしている場合です。

そもそもとしてイヤイヤは精神的な成長過程であるわけなので、そこで悪い行動を助長するようなことがあっては逆効果です。
子供を叱る時には子供が泣き出すことを恐れて躊躇してしまう親もいますが、本当に悪いことをした時にはどんな場所であっても毅然とした態度で叱るということが重要になります。

例えば子供同士が遊んでいる場所でお友達に暴力を加えたり、ひどい悪口を言ってしまったような場合などです。
そうした時にはイヤイヤを言い出してもきちんと「ダメ!」と言って、怒っていることを真剣な態度で伝えていきましょう。

子供は何もわかっていないようで、親がどんな善悪の基準を持っているかを測って行動しています。
イヤイヤ期だからこそ、世の中の善悪を教えるチャンスなのだと考えて、それぞれの行動に合わせて叱っていくようにしましょう。

叱る時には親が感情的になってしまわないように気をつけて、理性的な態度を忘れずにいてください。