子どもが頭を打ったときの対処法

頭を打ってしまった時の対処法、応急処置のコツ

子育てをしていると、必ずと言ってよいほど遭遇するのが頭を打つという症状です。
子供は筋肉や骨が十分に発育しておらず、また体の大きさに対して脳と頭蓋のサイズが大きいことから転倒をしやすく、転倒時のダメージも大きくなりがちです。

よくある頭を打つ事例としては、「つかまり立ちをしていたら後ろに転倒をした」「歩いていてつまずいた時に家具の金具に頭をぶつけた」「デパートなどの店舗内で走り回っていたら開いたドアの角にぶつかった」というようなことがあります。
他にも室内で歩いていたら毛布やタオルケットに足が引っかかって転倒をしてしまったり、お風呂に入ろうとしてサッシに頭をぶつけたりと、例をあげればきりがないほどです。

人の脳はさまざまなな中枢が密集して入っているので、打ちどころによってはかなり重大な症状になってしまうことがあります。
頭蓋骨でしっかり脳はガードされているのですが、子供はまだ頭蓋が柔らかいことから十分に注意が必要がです。

もし頭をぶつけた後に気になる症状があったら、早めに小児科を受診するようにしましょう。
異常が大きいと感じたら、あらかじめ脳外科のある病院を探して直接連れていくというのもよい方法です。

危険な症状な例としては「名前を呼んでも反応しなかったり、手足に触れても反応がない」「顔色が悪くぐったりしている」「嘔吐症状がある」「痙攣がある」といったようなものです。
その他にもぶつけた部分が陥没をしていたり、左右の目の動きがおかしいということがあると、症状としては深刻なので早めに受診をしてください。

症状が重い場合はすぐに救急車を呼びますが、このとき大声で名前を呼んだり体を揺さぶったりということはしないようにしましょう。
呼吸が楽になるように体を締め付ける衣類をゆるめて、安静にして医師のもとに運んでいくようにしてください。

頭を打つのを予防できる便利グッズ

子供が頭を打つシチュエーションとして、圧倒的に多いのが室内での転倒です。
特につかまり立ちができるくらいの月齢の時には、自分で動こうとしてしまうことからどうしても転倒事故が起こりやすくなります。

転倒そのものを完全に防ぐのは難しいので、子供が主に過ごす室内にはクッション性のあるカーペットを敷くようにするというのがおすすめです。
子供向けの施設や待合室でよく使われているのが「ジョイントカーペット」と言われる組み合わせタイプのカーペットで、ふわふわとクッション性の高い素材が使われています。

親が料理や洗濯などで目を離してしまうときには、子供用ケージと合わせてジョイントカーペットを設置した中に入れておくと安心です。