臨月が近くなったらしておくべきこと
ここ最近では夫が分娩室に入る「立ち会い出産」も全く珍しくなくなりました。
一昔前は分娩室にパートナーである夫を入れるのは恥ずかしいことのように思われていましたが、現在ではむしろ「自分が父親という実感を持ってもらいたい」ということで積極的に立会い出産を望む女性が増えています。
病院側もそうしたニーズに対応するように、結婚をしているカップルの出産では夫の立ち会いを勧めているケースも多くあります。
しかしそうした立会い出産は、うまくいけば夫婦の絆を深めることができる反面、一歩間違うとそのせいで決定的な夫婦の断絶を作り出すことにもなってしまうものです。
一概に立会い出産をする方が良い・悪いというのは決めることはできず、それぞれの夫婦の関係や状況によって異なります。
まずは臨月を迎える前に、しっかり夫婦で立ち会いをすべきかそうでないかということを忌憚なく話し合い、出産後の人間関係を良好にできる方法を考えていきましょう。
よくあるのが妻は夫の立会い出産を強く望んでいたにも関わらず、夫は内心では気が乗らなかったというようなケースです。
そうした場合、陣痛が来たという連絡があっても仕事など何らかの理由を付けて駆けつけなかったりという行動を夫はとってしまいがちです。
夫は「仕事だったししょうがない」を言い訳にし、妻は「あんなに言ったのに来てくれなかった」ということで恨みを募らせることになります。
産後に余計な断絶を産まないためにも、夫婦で本心ではどうしたいかという事をできるだけ正直に話し合っていくようにしましょう。
一緒にいるときに陣痛が始まったら
100%ではありませんが、陣痛が起こるのは夜間の場合がほとんどです。
夕方や就寝中に突然妻が陣痛を感じたら、一緒にいる夫はすぐに病院に連絡をしてお産の準備を整えなくてはいけません。
もし一緒にいる時に陣痛が始まったら、まずすべきことはかかりつけの産科への連絡です。
臨月が近くなったらいつでも連絡ができるように電話番号を共有し、万が一のときにすぐに対応できるようにしておくことが望ましいです。
救急車ではなく自分で病院に連れていく場合も落ち着いてできるように、準備をしておく必要があります。
出産予定日に備えてあらかじめ入院用具をバッグにまとめておいたり、戸締まりや留守中の管理などをしっかり想定しておきましょう。
陣痛が起こってすぐ出産になることは少なく、大抵は鈍い陣痛が数時間続き、いよいよ痛くなってから分娩室に入ります。
そうした時に夫は手を握ったり励ましの言葉をかけてあげるようにし、これから迎える出産の不安をできるだけ和らげてあげるようにするのがよい方法です。
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